私からの返事2通目

姉ちゃん

 

返事遅くなってごめんね。

きっと、すごいいっぱい考えて悩んで、でも出来るだけ早く返事送ろうと頑張って書いてくれたと思うのに、ごめんね。

 

あまりに取り乱し過ぎて、なんて返事していいかわからなかったの。

まず、姉ちゃんが私の性犯罪被害のことを認識していたという事実があまりにびっくりだった。

それと同時に、6歳や7歳の何の知識もない女の子ですら事の重大さ、異常さに気が付いた時に両親がそれに気が付かないって本当にうちの両親は異常だなとも思った。

父はそれまで何年も一緒にお風呂に入ってなかったのに大人の体になった中1の時に急にお風呂に入ってきただけじゃなく、新しい家に引っ越してからは私と姉ちゃんのどちらかと廊下ですれ違う度におっぱい揉み揉みの真似して、男性嫌悪を助長させることしかしない加害者だからね。

私の男の友人達は娘が小さい時から、いつかは父親は娘に嫌われるって怯えてる。私の友達はちゃんと友達がいる人達だからちゃんとそういう情報を知ってる。うちの父は新聞が唯一の友達だから母が古新聞捨てた時に食卓セットの椅子がバラバラになるほどの力で母の背中に思いっきり打ち下ろすほど激怒したし、でもその唯一の友達の新聞は、思春期の娘が父親を嫌うようになるっていう情報を教えてくれなかったから、ますます嫌われる様なおっぱい揉み揉みをして私に「死ねばいい」と思うほどの嫌悪を抱かせた。性犯罪被害に合ってなくても思春期の女の子だったら絶対に気持ち悪いと思うことなのに、それを性犯罪被害者の次女にする父親は滅多に居ないよね。

 

私が物心つく前から私は姉ちゃんに嫌われてて、私が触るドアノブや蛇口はティッシュでくるまないと触れないし、母が洗濯して畳んでおいた姉ちゃんの服に私が誤って触ってしまったら姉ちゃんは汚らわしい物を触る様に出来るだけ指に触れる面積が小さくなる様にその服をつまんでそのまま洗濯籠に戻してた。そして手を洗ってた。私がどうしても姉ちゃんの部屋に入らなくてはいけない用事があった時、「ちょっと待って」と私の歩く道筋に新聞紙を敷かれて、その上からはみ出さない様に歩いてと言われた。

同じ屋根の下で激しい嫌悪の矛先が常に私の方に向いていた。

 

みんなは好きな人から折り返しや返信がないと嫌われたのかなと不安になるというけど、私はそれが親であろうと友達であろうと誰であろうとすぐ嫌われたと不安に駆られて生きてきたけど、それが姉ちゃんの嫌悪を受けて生きてきたトラウマのせいかもと3年前に気が付いた。

 

だから姉ちゃんが私の性犯罪の被害のことに関して、どうか覚えてませんようにって願ってくれてたなんて、私に対して愛があったなんて知って、動揺して滅茶苦茶に泣いたんだ。

自分の気持ちが色んな意味でかき回されて、混沌だった。

 

でも、お姉ちゃんに嫌われ続けたことがトラウマになってることなんて全く恨んでない。

カウンセラーさんが、症状は弱さを出せる相手に出るんだよ、と言っていた。

例えば、結婚した途端、鬱の症状が出ちゃったクライアントは、実家で父親から暴力を受けてたんだって。だけど実家には弱さを出せる相手が居なくて気を張ってたから症状が出なかったけど、旦那さんには弱さを出せるから結婚して旦那さんと暮らし始めたら初めて抑え込まれていた症状が表に出ることが出来たって。

お姉ちゃんの場合は、両親が異常だから強迫神経症になったんだけど、両親には症状を出せないから、家族で唯一年下で弱い立場の私に向けて症状を出したんだってカウンセラーさんは言ってる。それを聞いたら納得はしたけど、それを聞く前から私は姉ちゃんのことを傷付ける奴が居たら絶対に許さないし姉ちゃんが幸せでいるために私に出来ることは喜んでする、私はお姉ちゃん大好きだと思ってたから感情は変わらないかな。

私が一方的にお姉ちゃんを好きだと数年前に誕生日メールをもらうまで思ってたから、手紙をもらって私のこと心配してたとか幸せ願ってくれてるって知ってパニクッた。

 

ばあちゃんとの同居が始まって、私に嫌悪の矛先向けてる場合じゃない、美穂と協力して母を助けなくては、みたいな感じで嫁いびりや遺産争いをきっかけに仲良くなれたけど、私はいまだにお姉ちゃんには触れてはいけないものだと思ってるよ。

だけど、カウンセラーさんが言ってたよ。

こんな異常な両親だったらそりゃ手も洗うよ、お姉さんの反応は正常だよ、って。

 

お母さんが日本語通じないっていうか無神経なのは年のせいだけじゃない気がする。

お母さんにはお母さんのトラウマがあって病気なんだよってカウンセラーさんは言う。

だから仕方がないから許して関わっていくってことは今の時点では出来ない。

いつか出来る様になるといいけどね。

 

専門学校の彼のことも、キャッチホン付ければ繋ぎ止めれてたのかもなとかも思うけど、結ばれなかったってことは結ばれない運命だったってことでしょ。

 

専門学校の彼は顔は好みどんぴしゃだし運命の人だと信じて疑わなかったほど相性良かったけど、彼は彼でちょっと人を見下したり、一度相手をこういう人と思うとそういう風にしか見られなくなる部分もあった。

 

前回の手紙の時点ではまだ不安定だったから書けなかったんだけど、実はおつきあいをしている人が居ます。

 

9月23日の合コンで知り合って、その次の日から毎日メールのやり取りしてて、私はカウンセラーさんに「性のトラウマが治るまで恋愛禁止」と言われてたからその合コンは恋愛対象を探しに行くつもりはさらさらなくて、あわよくばサイドビジネスのビジネスパートナーをみつけるか、それが無理でも友達を増やすか、そこで出会った人から広げてさらに合コンとか、とにかく今は種を蒔くだけ、というスタンスで望んでたんだけど、この○○さんていう人のメールがとにかく面白くて、毎日楽しみにするようになってた。

顔が全く好みじゃない上に喫煙者だから恋愛対象外と思ってたんだけど、その時2枚目の自主制作アルバムを買ってくれたのが彼だけで、しかも次の日に感想のメールをくれたからいい人だなって思って。

友達でもアルバムをおつきあいで買ってはくれるけど感想を教えてくれた子は一人だけ。

他の人達は封を開けてもいないのかも。

だから歌うまいですね~程度でも、ちゃんと次の日に聞いて感想をくれたっていうのは私の中で好印象だった。

向こうは私が寝た後の深夜にメールしてくるし、私は昼の2時とか3時に返信するから毎回一日ずつずれてたけど、毎日メールしているうちに、面白いだけじゃなくて人間的に大人だなこの人、って思うようになって、気が付いたら好きになってた。

 

最初は二人きりじゃなくて合コンの2次会に残ってメールやり取りしてた2組の4人で飲みに行こうって話だったんだけど、もう一人の男に私が愛想尽かして最初から○○さんと二人きりの飲みになった。

私がおしゃべりじゃないから相手がおしゃべりじゃないと会話成立しないんだよなって若干心配してたんだけど、蓋を開けてみれば心配ご無用で会話が途切れる暇もないほど噛み合ってた。

その時に小石川後楽園という都内の中心部にある庭園と、紅葉台という富士山の見える所に行こう、と2回分のデートを申し込まれたので行くことにしたけど、結婚願望なさそうだよねと聞かれたので「ない」と答えて「○○さんは結婚願望あるの?」と聞くと「俺は温かい家庭に憧れるから結婚願望ある」と言われて、この時点でニーズがマッチしてなくて気まずくなったけど、お互い「ま、いっかデートするくらい」とお試しデートをすることになった。

 

次のデートまで1か月近く空いたけどそれまでも毎日メールはしてたし、小石川後楽園のデートは大成功で、その後行った飲み屋で私の恋愛観について教えてと言われて、何を言われても引かない、大きなタトゥーが入ってるって言っても大丈夫だよ、と言われたので性犯罪のトラウマでセックス恐怖症だということを話した。

恋愛観ではないかもしれないけど、ほとんどの元彼と別れた原因がこれだからこれを話せば恋愛観どころではなく私という人間が見えると思ったから。

 

そしたら○○さんは、今まで、強姦されたことがある女と、自分が振ったせいで相手が自殺しちゃったかもしれないって女と付き合ったことがあるから、その話を聞いても引かないよと言ってくれたからすごく安心した。

これを言うまでは詐欺かなっていう後ろめたさがずっとあるから、このことを知ってもなおかつ私でいいから会いたいと思ってくれるなら詐欺じゃないもんねって。

 

過去は過去でしょ、って言われたから「世の中のことを知る前に『男には他人の人生を滅茶苦茶にしてでも果たしたい激しい汚らわしい欲望がある』っていうことを知ってしまったから、人生のほとんど全てをそのフィルターを通して見てきたんだよ。このフィルターを通さずに見たものなんてほとんどないよ。だから私に取って世の中はそういうもので過去は過去とはならないよ。」と言うと「そうか」と納得してたけど、私はこの話をしてしまったら飲まずにはやっていられなくなって泥酔してしまった。

 

とりあえず次に行く紅葉台の電車とバスを調べよう、と言ってインターネットカフェまで歩いていく道すがら、手をつないできたので私もその手にすがって歩いたけど、後から聞いたら「付き合いたいと思ったから手をつないだ」んだって。

インターネットカフェで調べものをしている間も私は酔っ払って彼の肩に頭を乗せてた。

 

調べものが終わって、彼は私を有楽町線の改札まで送ってくれたせいで自分の終電を逃してしまってマンガ喫茶で泊まってそこから翌朝出勤しなくてはいけなくなった。

私は私を送ってくれなければ終電間に合ったかもしれないのに、ごめんなさいとメールしたけど、いつものことです、と紳士な感じで気にするなと言ってくれた。

 

紅葉台のデートまで3週間あったのでその真ん中くらいの時期に六本木ヒルズのイルミネーションに誘った。

鍋を食べてお酒を飲んで帰りの電車に乗る為に外に出た時に手をつないできたから、きっと今日ずっとつなぎたかったのにお酒の力を借りるまでつなげなかったんだ、女慣れしてなくて可愛いなと思った。

 

紅葉台のデートではずっと手を握っていたけど、私は性のトラウマが治るまでは恋愛禁止っていうしばりもあったから、このまま手を握ってデートをするような期間をだらりだらりと続けようかと思っていた。付き合わない限りセックスしなくて済むから。

 

本当は彼が八王子、私が大宮かなんか違う駅で降りる予定だったんだけど、なんかこのまま解散って寂しいって思って中間地点の立川で降りてちょっと飲んで帰ることにした。

ところがこの店で初めての喧嘩をしてしまい、私が「もう終わりだよ」って言い捨てて帰ろうとしたら腕を掴まれて、「ちょっと待って。今日楽しかった思い出も何もかもなかったことにするの?」みたいにごねられて、私がなかなか許さなかったら「わかったよ。俺がこの一杯飲み終わるまで付き合って。」と言われて付き合ってたら、気が付いたら二人とも終電なくなってた。

カラオケにでも行く?と聞かれたけど○○さんが喫煙者だから、朝まで密室で煙吸わされるのは本気で勘弁、と思ったからホテルを探したらどこも満室と言われて断られた。

仕方なくラブホテル街に行って二部屋だけ空いてたから高かったけどタクシーよりは安いので二人でお金を合わせて入った。

強姦されたことがある女とはデートを重ねても結局その女の子がセックスする覚悟は持てないまま別れたので性犯罪がどれほど女の人生を左右するか知ってる人だと思ったので、「強姦したら私が自殺してしまうかもしれないくらいのダメージを与えることは理解してるよね?」と聞いたら理解してたから一緒にホテルに泊まることにしたけど、いざいかがわしい密室に二人きりにされると恐怖心が広がっていたことを察したのか、○○さんはカラオケを始めて、二人で歌って大分緊張が和らいだ。

 

シャワーを浴びて出てきたらまた怖くなったけど、また○○さんがテレビをつけて怖くなくしてくれた。

 

ベッドに入っても約束通り抱き合うだけでセックスはしないというのは守ってくれたけど、肌と肌を合わせて抱き合ってキスされたので「え?付き合ってるんですか、私達?」と聞いたら「たぶん」と言うので「たぶん~?」と私がはっきりしろ!みたいなドスの聞いた感じで聞き直したら「じゃあ、付き合ってください」って言って付き合うことになっちゃった。私はカウンセラーさんの言いつけを破ってしまって内心あちゃーと思ってた。

 

私は基本的には睡眠薬を飲まないと寝付けないので朝までほとんど寝てなかった。

チェックアウトしてお昼ごはん一緒に食べて解散したけど、次の日の朝の通勤電車で財布を落としてしまって、早速何通もメールのやり取りをした。

財布が無事見つかってお礼の言葉をメールしたらフッフッフ、愛してるぜハニーと書いてくれて1日中浮かれてしまった。

後でハニーって甘いあれじゃないよ、埴輪に似てるから埴ィ~だよ、と言われて「似てる」と思って崩れ落ちてしまったけど。

 

その週の金曜日かな、部屋がどれくらい片付いてるか見に来るっていうから生理なのに頑張って掃除機とかかけて来るまでの時間に人を入れられるくらいに片付けた。

「人生がときめく片づけの魔法」という本を読んで私は変わったので部屋綺麗になったよ。

 

その夜も泊まっていって次の日も結局泊まったのかな?どの週からかはっきり覚えてないけどほとんど毎週金曜日の夜、仕事が終わったらうちにきて金曜、土曜、日曜と泊まって月曜日の朝、出勤の為に一緒に家を出る様な感じになったので○○さんは「よく俺と3日も一緒に居られるな」と最初言ってたけど、今じゃ当たり前の様になってる。水道光熱費いくらか入れてくれって言ってもくれないけど。

 

○○さんは専門学校の彼や○君と違って、セックスは愛だということを教えることで私のトラウマを治そうとする人で、実際今では○○さんとのセックスは愛だと感じられる。

カウンセラーさんも結局治そうと思ってる方向性は○○さんと一緒なので、私が「○○さんとのセックスは愛だと感じられる」と言ったら、都合のいいタイミングで都合のいい適役が現れたなって感じで安心してるっぽい。

 

週末3泊4日で一緒に居るって言っても、少しずつ少しずつだましだまし性的な要素を増やしていって、「レッスン3、終了~」とか言って、最後までやらずに少しずつ慣れる様に進めていってくれていた。「来年の今頃までかかっても構わないと思ってる」と言われた時はちょっと感動したな。それでも年明けには最後までするようになってたけどね。

 

毎週やろうとするほど性欲の多い人とこんなに長続きするのも初めてだし、もう何度目かわからないのに今正に挿入されそうという瞬間に思わず「怖い」と言ってしまって○○さんを傷付けてしまったりしている。セックスに関する喧嘩や別れ話も何回かあったしまだまだこのトラウマとは長い戦いになるみたいだよ。

 

○○さんが「過去は過去でしょ」とか、冗談で「強姦」「性犯罪」「痴漢」という言葉を軽々しく口に出すのを止めさせたくて、小林美佳さんの「性犯罪被害にあうということ」という本を読んでもらってる。私自身、読んで解決の助けにならないかなという希望をこめて読んだんだけど、これを読んで傷をえぐることになるのも読む前からわかってたけど、実際読んでみて処女じゃなくなってからレイプされても性的なことに対して恐怖と嫌悪で日常生活がままならなくなり、男性とのお付き合いに大きすぎるハンデを背負うのは同じだということと、毒親のせいで考えなくてもいいことを考えさせられているのを読んでいて、どこの親も狂ってるな、と悲しくなった。

 

○○さんの親も狂ってるから、○○さんも両親が嫌いなんだ。「あなたみたいにはっきり原因がわかってる訳じゃないんだけど、嫌いなんだよね」と言ってたけど、私に話してくれた話だけでも十分、そんな親は嫌いになって当然と思う。

 

私自身は同じ小林美佳さんの「性犯罪被害とたたかうということ」という本を読んでいる最中。少しでも、セックス嫌悪、セックス恐怖症が治る助けになればいいなと思ってる。

○○さんは、床に置いてあったこの2冊の本を見た時、「なんでこんな重い本読んでるの?」と言って、私が最初「性犯罪被害にあうということ」を読んで、とお願いした時、「いやだよ~!」と拒絶したんだけど、私と長い期間付き合っていくつもりじゃないの?と聞いたら持っていってくれた。

 

○○さんと私はお互い遠慮が少なく言いたいことを言い合うから、付き合った最初の3か月で2回泣かされて10回くらい怒らされて5回くらい別れ話切り出したくらい最初から飾らず素のままでぶつかり合ってる。

雨が降る度に地が固まってどんどん信頼や理解や愛情が深まってるので、お互いもう相手が嫌がるとわかってることはしなくなってるし、この人には嫌われないっていう安心感もお互いにある。

 

結婚は人生の墓場だと思って生きてきたけど、○○さんとなら人生の墓場じゃない結婚が出来ると思う。

一緒に居る時間が本当に楽しいし、心底愛してくれているのがわかるし、私も愛し過ぎてどうしようって思うほど愛してる。

付き合ってすぐの頃から結婚したいって言われてたけど、私が「出産、育児をしなくてもいいという条件なら」と言ったのにこの半年近くずっと子供を産む様に説得されてるんだ。

彼と何度喧嘩しても仲直りして続いてるのは、私が相手の言い分をきちんと聞いてしまうからで、○○さんは自分で「口げんかなら負けない」って言ってるくらい口がたつんだ。だからいつも「そうか、なるほど」って私が納得しちゃったり、「これは○○さんのトラウマが原因だから仕方ないな」とか、いつもいつも騙されてるのかなってくらい丸め込まれてるけど、子供産みたくないのも「子は鎹」って言われて、私と○○さんを繋ぎ止めるために子供が欲しいみたいに言われてほとんど説得されかかってる。

私がいかに子供の頃から子供が大っ嫌いか、妊娠&出産が怖いか、自分と違う全く新しい人間をこの世に作る責任が怖いか、自分の育て方によってその人間の人格が作られる責任が怖いか、も何度もうったえてるし、24時間365日休みなしで育児するくらいなら働く方がマシだって言ったら「俺が育児やる」とか「俺が専業主夫になってもいいよ」と言ってくれるし、私が育児ノイローゼで一泊とかでどこかに逃げてもいいって言ってくれてるので、出来たら産むかもしれない。まあ、今年40歳だから作ろうとしても出来る可能性も低いんだけどね。でも怖いね。

 

だから○○さんと結婚の挨拶に両親の家に行くかもしれない。泊まる気はないけどね。

今とても幸せだけど、○○さんと結婚してからも本当に幸せで生まれて良かった、生きてて良かったと思える様になったら、両親にも生んで育ててくれてありがとうと思える様になるかもしれない。

 

○○さんに何かあったら合コンの時の人達にメールしたら倒れたとか何か起きたとかの情報を得られるけど、私が倒れたり意識不明になったり危篤になったりしても誰も知らないけど、どうしたらいいの?って聞かれたのでお姉ちゃんの携帯の電話番号を教えてあるよ。

一昨年の10月くらいから少なくともauソフトバンクdocomoの3社間は番号でメール出来るから。

いきなり知らない番号から電話が掛かってきても姉ちゃん出ないかもしれないから、最初はメールしなよ、と言ってある。

私が危篤とかになったら、一番に○○さんに連絡してあげて。

 

姉ちゃんにも会わせてあげたいな、お笑い好きな姉ちゃんだからきっと姉ちゃんも○○さんのこと面白いと思うと思うよ。

 

実際今おつきあいしている人がいるからこそ日常的に傷付いたり落ち込んだりしながら性犯罪被害のトラウマと戦っているけれども、○○さんは私以外考えられないっていうほどぞっこんでべた惚れしてくれているから、セックスに関しても長期戦の構えで一緒に解決しようとしてくれていて、そして何年かかっても私が今までの元カノ達の様にイッたり出来なくても、セックスなんて全部の時間の10分の1にも満たないもので、それ以外の全部が楽しいんだから、セックスがうまくいかなくても気にしなくていい。他が全ていい特別な存在だから、と励ましてくれる。

 

だから戦いつつも、幸せな日々を過ごしていると伝えたかった。

毎日膝を抱えて泣いて暮らしてる訳でも絶望しかない暗闇の中を生きてる訳でもないよ。

○○さんを失ったらそうなるかもしれないけど、きっと二人は大丈夫だと思う。

だから、この幸せが続くように応援してね。

 

姉ちゃんもずっと幸せでいてね。

 

                                             美穂